結婚式に出席する際、服装だけでなくカバン選びも重要な役割を果たします。この記事では、男女別、ブランド、カジュアルからフォーマルまで、さまざまなシーンに合わせたカバン選びのポイントをご紹介します。結婚式のカバン選びに迷っている方々へ、スタイリッシュで実用的な選択肢を提案します。
男性のための結婚式カバン選び
男性の結婚式用カバン選びは、フォーマルさと機能性のバランスが重要です。シンプルで上品なデザインを選ぶことで、スーツスタイルを引き立てましょう。
フォーマルなスタイルに合うカバン
結婚式への出席は特別な機会ですから、適切なバッグの選択は重要です。手ぶらで行くことも一般的ですが、必要な物を持ち運ぶためにはカバンが役立ちます。フォーマルなカバンを一つ持っておくと、どんな場面でも対応可能です。ただし、「冠婚葬祭用」に見えすぎるものではなく、普段使いもできるオシャレなカバンがおすすめです。
また、カバンを選ぶ際には、スーツや靴と色を合わせることが大切です。黒や茶色などの落ち着いた色を選べば間違いありません。少し冒険して差し色として暗めの青や緑を選ぶのも良いですが、奇抜な色や柄は避けた方が無難です。
機能性とデザインのバランス
機能性とデザインのバランスも考慮する必要があります。結婚式では、マナー違反とされないサイズやタイプのバッグを選ぶことが重要です。例えば、ビジネスバッグやカジュアルすぎるリュックやトートバッグは避けるべきです。
クラッチバッグは、スーツスタイルに合わせやすく、荷物をスマートに収納できるため、結婚式には最適です。ただし、大きさはA4サイズ以下のものを選び、素材はレザー製を選ぶことが推奨されます。ダークカラーでシンプルなデザインのものを選ぶと、フォーマルな雰囲気が演出できます。
普段使いもできるカバンを選ぶことで、結婚式だけでなく、他のフォーマルな場面やビジネスシーンでも活用できます。大きさやデザインに注意し、スマートで実用的な選択を心掛けましょう。
女性のための結婚式カバン選び
女性の場合、結婚式に相応しいエレガントなカバンが求められます。色や素材、サイズにも注意し、ドレスとの調和を考えましょう。
ドレスに合わせるカバンの選び方
結婚式にふさわしいバッグは小ぶりで、ドレスや小物と合うパーティーバッグが理想です。必要最低限のものが入る大きさがベストで、軽く片手で持てるくらいの小ぶりなものが定番です。必要最低限の荷物とは、折りたたんで入れるわけにはいかない招待状やご祝儀袋、口紅やパウダーなどの化粧直しの道具、ハンカチ、携帯電話、カメラ、小ぶりの財布などです。
サイズと収納力のバランス
素材や形は“上品さ”で選ぶことが重要です。フォーマルなドレスには、シルクやサテン、シフォン素材などのドレッシーな素材のバッグがぴったりです。ビジューやパールで飾られたものは上品かつ華やかな印象を与えます。形は“クラッチバッグ”が定番で、持ち手のついていないクラッチバッグはおしゃれでパーティードレスによく合います。
色はドレスや小物とのバランスが大切です。ドレスとの相性を考えて選ぶことが重要で、羽織物や靴との色を合わせることでコーディネートに統一感が出ます。また、アクセサリーがパールなら、パールの飾りがついたバッグを選ぶなど、アクセサリーとバッグのテイストを合わせることもお洒落です。
大きすぎるバッグやカジュアルすぎるものは避けるべきです。布や毛糸、ビニール素材などの普段使いの素材や、アニマル柄などカジュアルなイメージになるものは避けた方が無難です。派手なロゴが入ったブランドバッグも浮いてしまう可能性があるため、上品なコーディネートを心がけると良いでしょう。
結婚式用カバンのブランド選び
ブランドカバンは、その品質とデザインで注目を集めます。結婚式にふさわしい上品で洗練されたブランドを選ぶことがポイントです。
人気ブランドとその特徴
フルラ（FURLA）は1927年に北イタリア・ボローニャで誕生した高級レザーブランドです。派手すぎずシンプル過ぎず、品よくフェミニンなデザインに定評があります。セレモニーシーンにも安心して持てるバッグが多く、価格帯は29,000~121,000円です。
ケイト・スペード ニューヨーク（kate spade new york）は、可愛らしさとロマンチックさが特徴の1993年ニューヨーク生まれのブランドです。大人の女性が無理せず持てる上品さの中に、遊び心が感じられるデザインが魅力です。価格帯は20,000~86,000円。
ジャーダ ロベルタ・ディ・カメリーノ（Giada Roberta di Camerino）は1945年にヴェネチアで創業した伝統あるブランドです。ヴィンテージライクなデザインが特徴で、おしゃれ上級者にもおすすめです。価格帯は23,000~92,000円。
価格帯別ブランドの選び方
アンテプリマ（ANTEPRIMA）は、イタリア・ミラノに拠点を置くブランドで、きらめくワイヤーバッグがアイコンです。カジュアルなスタイルにも合わせやすく、価格帯は10,000~341,000円。
ミュウミュウ（MIUMIU）は、1993年にプラダのセカンドラインとして誕生し、マテラッセ（ダイヤ模様のキルティング）デザインが特徴です。高級感があり、パーティーシーンに映えるデザインです。価格帯は107,000~495,000円。
マイケル・コース（MICHAEL KORS）は、都会的なスタイルとスポーティな心地よさを提案するアメリカのブランドです。デイリーユースにも、結婚式にも合うデザインが特徴で、価格帯は17,000~118,000円。
サマンサタバサ（Samantha Thavasa）は、日本のブランドで、シンプルで品のあるデザインが特徴です。豊富なラインナップから、セレモニーシーンにも合うデザインが見つかります。価格帯は5,000~105,000円。
カジュアルな結婚式のカバン選び
カジュアルな結婚式では、少しリラックスした雰囲気のカバンが適しています。ただし、あまりにもカジュアル過ぎないように気を付けましょう。
カジュアルながら上品なカバンの選び方
結婚式のカバンはデザイン性と実用性を兼ね備えたものが理想的です。収納力に注目し、必要最低限の荷物が入るクラッチやハンドバッグを選びましょう。また、デザインは華やかで高級感のあるものが適しています。クラッッチバッグやハンドバッグが一般的ですが、カジュアルウェディングにはショルダーバッグも人気です。持ち手を付け替えられる2WAYや3WAYのフォーマルバッグも便利です。
色と素材で差をつける
素材での選択は、光沢感のあるサテンやシルク、上品なシフォン生地などがおすすめです。カジュアルウェディングの昼間は主張の強くないデザインや素材が適していますが、夜には煌びやかなフォーマルバッグが良いでしょう。
色合いも大切です。華やかな色でありながら、ドレスとのバランスを考慮して選びましょう。ブラック、ベージュ、シルバーが王道ですが、ドレスが暗い色合いならゴールドも良い選択です。靴と同じ色味でコーディネートするとバランスが取れます。
普段使いもできる結婚式カバン
結婚式だけでなく普段使いもできるカバンを選ぶことで、コストパフォーマンスもアップします。多様性と実用性を兼ね備えた選び方を紹介します。
実用的なデザインの選び方
結婚式用のカバンを普段使いにも活用することは可能です。重要なのは、フォーマルな場面にも適した華やかさと上品さを持ち合わせていることです。ドレススタイルのアクセサリーとしての役割を果たしつつ、普段の装いにも合わせやすい控えめでシンプルなデザインが理想的です。
オールラウンダーなカバンの特徴
結婚式だけでなく、普段使いにも適したカバンは、フォーマルとカジュアルのバランスを取りながらも、機能性を失わないデザインが特徴です。華やかさを持ちながらも日常にも馴染む上品さが求められます。結婚式と普段使いの両方に対応できるカバンは、使い勝手が良く、長期的に見ても経済的です。
結婚式のカバン選びの決まりとエチケット
結婚式におけるカバンの選び方には、特定の決まりやエチケットが存在します。フォーマルな場にふさわしいカバンの選び方を解説します。
結婚式のカバン選びの基本ルール
昼間の結婚式ではキラキラした素材は避け、サテンなど上品な素材を選びましょう。夜の結婚式では、キラキラしたバッグがゴージャス感を演出します。フォーマルな場所では小さめのバッグが基本です。必要なものが入る大きさを選び、ご祝儀袋が入るかどうかもポイントです。
シーンに合わせたカバンのエチケット
カラーに関しては、白単色は新婦と被るのでNGですが、ベージュ系ならOKです。黒単色もお葬式を連想させるため注意が必要です。ビジューの入った華やかなデザインなら黒でも良いでしょう。また、バイカラーのバッグは「別れ」を連想させるため避けた方が無難です。
カジュアルなバッグや布バッグ、ファー素材のものは不向きです。目立つロゴの入ったブランドバッグもマナー違反とされますが、ブランドネームが目立たないものならOKです。
バッグの色に迷ったら、靴の色に合わせるのがおすすめです。バッグと靴をドレスの差し色にすると、美しくまとまります。また、昼のお呼ばれには光りすぎないパールなどが適しています。
最後に、ハンドバッグとクラッチバッグを選ぶ際は、お食事のタイプに応じて選ぶのが良いでしょう。立食形式の場合は、手を使うためクラッチバッグが適しています。一方で、着席するタイプの結婚式であれば、ハンドバッグが便利です。
結婚式に2つのカバンを持つ理由と選び方
結婚式にメインバッグとサブバッグの2つを持つ理由と、それぞれに適したカバンの選び方を紹介します。
メインバッグとサブバッグの目的
結婚式のパーティードレスには華やかで上品なパーティーバッグが似合いますが、その多くは小ぶりなサイズです。サブバッグは、これら小ぶりなパーティーバッグだけでは入りきらないアイテムを持ち込むために使います。パーティーバッグに収まらないアイテムを収納するためのものです。
結婚式に適した2つのカバンの選び方
結婚式場に到着したら、サブバッグはクロークに預けるのがマナーです。会場内にはパーティーバッグのみを持ち込むことになります。サブバッグには必要なアイテムを入れておくことが重要ですが、その必要性によってはマナー違反となることはありません。
サブバッグに不向きな素材としては、カジュアルなアイテムに見える紙、麻、ビニール、コットン素材は避けるべきです。サブバッグのサイズは大きすぎず、A4サイズもしくはB5サイズが目安です。素材やカラーについても、サテンやレース、チュールなど上品なものを選びましょう。
結婚式に2つのカバンを持つ理由と選び方
結婚式にメインバッグとサブバッグの2つを持つ理由と、それぞれに適したカバンの選び方を紹介します。
メインバッグとサブバッグの目的
結婚式のメインバッグはフォーマルな装いに合わせ、必要最低限のアイテムを収納するためのものです。小ぶりで上品なデザインが望ましいです。一方、サブバッグは追加のアイテムや荷物を収納するために使用されます。例えば、化粧直しの道具や予備のストッキング、披露宴後のパーティー用のアイテムなどです。
結婚式に適した2つのカバンの選び方
メインバッグはドレスや靴とのコーディネートを考えて選ぶことが重要です。色はドレスに合わせて、明るい色やキラキラした素材を選ぶと良いでしょう。また、サイズは小さめが好まれます。サブバッグに関しては、メインバッグよりも少し大きめで実用的なものを選ぶと良いでしょう。しかし、あまりにもカジュアルすぎる素材やデザインは避けた方が良いでしょう。
まとめ
結婚式でのカバン選びは、その日の服装との調和はもちろん、使いやすさや品質も考慮する必要があります。上記のポイントを参考に、あなたにとって最適なカバンを見つけて、特別な一日をさらに輝かせましょう。
