結婚式での装いは特別なもの。季節ごとに適した羽織ものを選ぶことで、その日の思い出をより美しく彩ります。春夏秋冬、それぞれの季節に合わせた羽織ものをご紹介しましょう。
春の結婚式におすすめの羽織もの
春の結婚式は、穏やかな気候と爽やかな装いが魅力です。軽やかな素材の羽織ものが春らしい雰囲気を演出します。
薄手のショールやストール
ストールやショールは、どんなドレスにも合わせやすく、エレガントな雰囲気をプラスできます。シフォンやレース、カシミア、ベロアなどの素材があり、春に合う素材を選ぶのがおすすめです。これらは首に巻いたり肩にかけたりして使います。
パール付きやラメ織り入りのショールも春の結婚式にぴったり。これらは上品さと華やかさを演出し、シンプルなドレスとのコーディネートに最適です。
パステルカラーのジャケット
春にはパステルカラーのジャケットがおすすめです。ピンク、ライトカーキ、ブルーなど、春らしい柔らかな色合いが特徴です。ジャケットはフォーマル感を意識するときに最適で、襟付きか襟なしを選ぶことで異なる雰囲気を演出できます。
ジャケットはワンピースはもちろん、パンツスタイルとの相性も抜群です。フォーマルな場にふさわしく、インナーのパーティードレスのデザインを引き締める効果も期待できます。
5月の結婚式に最適な羽織もの
5月の結婚式では、春から初夏にかけての季節の変化を意識した羽織ものがおすすめです。暖かさと軽やかさを兼ね備えたアイテムを選びましょう。
エレガントなボレロ
5月の結婚式には、エレガントなボレロがぴったりです。ボレロはドレスのデザインに左右されないため、どんなドレスにも合わせやすく、ウエスト位置よりも短い丈でフォーマルな印象を与えます。さまざまなデザインや素材の中から、季節に合ったものを選ぶことが大切です。たとえば、シフォンやレース素材のボレロは、軽やかで春らしい装いになります“【oaicite:5】“。
バックフリルやドレープ襟付きのデザインは、おしゃれで上品な印象を与え、結婚式の場にふさわしいです。また、パーティードレスとのコーディネートを考えて、ドレスを引き立てるデザインを選ぶこともポイントです。
ライトウェイトのブレザー
ライトウェイトのブレザーも、5月の結婚式に適しています。ブレザーはフォーマル感が高く、ワンピースやパンツスタイルとの相性も良いです。襟付きのジャケットはよりフォーマルな印象を与え、襟なしのジャケットは女性らしくエレガントなスタイルを演出します。選ぶ際には、袖丈や全体の丈がドレスに合うものを選ぶことが重要です。
5月の結婚式では、季節の変わり目を意識して、軽やかで暖かみのある素材のブレザーを選ぶと良いでしょう。また、ドレスとのコントラストを意識した色選びも、スタイリッシュなコーディネートに繋がります。
夏の結婚式に適した羽織もの
夏は涼しげな素材と軽い色合いの羽織ものを選ぶことがポイントです。暑さを和らげながらもスタイリッシュに。
リネン素材の羽織もの
リネン素材の羽織ものは、夏の結婚式に最適です。その通気性の良さは、日除けとしても機能し、涼しさを提供します。ガウン型のロング丈リネン羽織は、お洒落で上品な雰囲気を醸し出し、さらっとした肌触りで夏の暑さを和らげるのに役立ちます。
リネン100%のマキシ丈カーディガンは、夏コーデに合わせやすく、冷房対策にも最適です。また、この素材は日よけにもなり、夏に1枚持っておくと大活躍します。
薄手のカーディガン
薄手のカーディガンは、結婚式での冷房対策にぴったりです。軽くて持ち運びに便利なので、必要な時にサッと羽織ることができます。さらに、夏のドレススタイルに合わせやすいデザインが多く、おしゃれに決まります。
夏の結婚式では、肌の露出を控えることがマナーとされているため、薄手のカーディガンは羽織り物として適しています。これにより、フォーマルな場にふさわしい装いを保ちながら、快適さも確保できます。
秋の結婚式の羽織もの選び
秋は温かみのある素材や落ち着いた色合いが魅力です。秋らしい羽織もので季節感を出しましょう。
ツイードジャケット
ツイードジャケットは秋の結婚式にぴったりです。素材が温かみを持ちながらもエレガントな印象を与えます。秋の結婚式では、ドレスに合わせたコーディネートを意識し、短めの丈を選ぶとスタイルがスッキリ見えます。ドレスと同系色でそろえるとシックで落ち着いた雰囲気になり、反対に淡い色に濃い色を合わせるなどコントラストを意識するとバランスの取れたコーディネートになります。
テーラードジャケットは襟が付いていることにより、「きっちり感」「クール」という印象になり、タイトなドレスやパンツスタイルにもピッタリです。ジャケット選びの際は、着丈や袖丈が短いものを選ぶと全体的なバランスが取りやすく、どんなお呼ばれドレスでもまとまります。
エレガントなブレザー
秋の結婚式にエレガントなブレザーは、上品さとフォーマル感を加えます。ウールやジョーゼット、ベロアなどの素材がおすすめです。ブレザーは、ボレロやショールよりもしっかり羽織ることができ、動いてもずれる心配がありません。大人の女性にも着用しやすいデザインです。
秋の結婚式では、毛皮や革、カジュアルな生地は避けることがマナーとされています。色味としては、ベージュ(アイボリー)、グレー、ブラックが人気です。淡い色のドレスには濃い色のジャケットを、濃い色のドレスには淡い色のジャケットを合わせると、バランスの取れたコーディネートが完成します。
冬の結婚式に最適な羽織もの
冬は暖かさを考慮した羽織ものが必要です。スタイリッシュでありながら温もりを感じられるものを。
ウールのコート
冬の結婚式ではウールやカシミア、アンゴラ、アルパカ、メルトン、ベルベットなどのフォーマル感のある素材が適しています。これらの素材は起毛感が少なく、毛足が短く、なめらかで微光沢感のある表面が特徴です。フォーマルコートとしては、起毛感の少ない、なめらかな表面の生地や素材を選ぶと良いでしょう。ウールでもポリエステル・ナイロン混のものは避けることが推奨されます。
エレガントなファージャケット
ファージャケットはフォーマルな場に相応しいエレガントさを持ちます。ただし、動物の殺生をイメージさせる素材のため、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンでは避けるべきとされています。フェイクレザーやフェイクムートンなどの素材を使ったコートも多いですが、年配の方や目上の方から見たら違いが分からない場合も多く、着用は避けた方が良いでしょう。また、カジュアルテイストのコートや、花嫁の色であるホワイトやオフホワイトのような色は避けることが推奨されます。
羽織ものなしの結婚式のスタイリング
羽織ものを着用しない場合は、ドレスやスーツのデザインに注目しましょう。上品で華やかな装いを心がけて。
エレガントなドレス
羽織ものなしで参加する場合、ドレスはより一層の華やかさと上品さが求められます。特に、結婚式の時間帯によっては、ノースリーブのドレスでも問題ないケースがあります。夜の結婚式では肌の露出が多めのドレスも適しており、キラキラなアクセサリーで華やかさを演出することが推奨されます。ただし、過度な肌の露出や派手すぎるアクセサリーは避けるべきです。また、カジュアルウェディングの場合、昼夜問わずノースリーブドレスのみでの参加も受け入れられています。
フォーマルなスーツ
スーツを選ぶ際も、結婚式の場に相応しいフォーマルさとスタイリッシュさが求められます。羽織ものがない場合は、スーツ自体のデザインがより際立つため、きちんと感のあるスタイリッシュなデザインを選ぶことが重要です。特に、カジュアルな結婚式の場合、スタイルを少しカジュアルダウンさせても問題ありません。この点、事前に会場の雰囲気を調べると、適切な服装を選ぶのに役立ちます。
まとめ
結婚式の羽織もの選びは、季節ごとの特徴を把握することが重要です。春から冬まで、季節に合わせた羽織ものの選び方をご紹介しました。どの季節の結婚式でも、あなたが最も輝く選択をしてください。
